トーマン

TOMAN

名前:トーマン(チャドー・ジャイアントスネークヘッド・レッドスネークヘッド)

学名:Channa micropeltes

IGFA:世界記録 26Ibs (11.79KG)

分布

東南アジアに広く分布。マレーシア・インドネシア・タイランド・台湾(移入)などの年間的に温かいエリアに分布している。

概要

タイワンドジョウ属Channaに属するChanna micropeltesがトーマンである。いわゆる雷魚であり、日本にいるカムルチー、タイワンドジョウ、コウタイの仲間である。

東南アジア圏のスーパースターであるトーマン。日本の雷魚と別物の魚である。


強烈な水面を爆発させるバイトに、暴力的なスピードとトルク、美しい魚体などどれをとっても一級品。ルアーフィッシングに求められるキャスティング、ルアー操作、ファイト、ランディングまで全ての要素が求められるゲームフィッシュである。


通常は植物系の障害物に身を潜めており、餌となる魚を見つけるとオープンウォーターに出て驚異的なスピードで捕食する。飲み込むのではなく噛みつくため、30cmほどの小さな魚を釣り上げているときにその魚に噛みつき食いちぎる衝撃的な光景もしばしば見られる。


スネークヘッド(チャンナ)類は本種以外にも多数生息しており、フラワートーマンやコブラスネークヘッド、ロイヤルトーマンなど大型になるスネークヘッドはルアーフィッシングの対象魚として東南アジアでは広く親しまれている。

フラワートーマン

コブラスネークヘッド

​ロイヤルトーマン

釣り方

最もポピュラーな狙い方はトップウォーターフィッシング。バズベイトやジャンピングフロッグ、ペラルアー(フローティングボディーにバズペラがついたもの)を高速でリトリーブすると後ろからチェイスし爆発音とともにルアーが水中に引きずり込まれる。


高速引きに反応がない場合はポッパーのポッピングやペンシルベイトのスローなドッグウォークも有効である。急な方向転換が出来ない魚であるため直進的な動きが有効である。直線で動くルアーは超高速でも問題ないが、左右に飛ぶペンシルベイトのようなルアーはスローに動かさなければミスバイトが多発する。

 

また、ダムなどのエリアではミノーやクランクも多用される。これも基本的には上記の理由でただ巻きで使用する。


タフコンディション下においてはスプーン・スピナーやソフトベイトも有効な場面も存在する。いずれの狙い方も障害物絡みが基本であり、特に倒木や立ち木を好む。超一級ポイントには必ずと言っていいほどいいサイズのトーマンがついているため、一投だけでなく何度もルアーを通すのも有効だ。

バズベイト​/スピナーベイト

ペンシル

ジャンピングフロッグ

ミノー、クランク

ペラルアー

スプーン、スピナー

タックル

強烈な引きを見せる魚であるためパワーが必要不可欠である。
ただしキャスティング精度も求められるため、ただ硬い竿では釣果を延ばすことが難しい。対象のサイズやシチュエーションに応じて道具を変えていくことをお勧めする。

1.通常セッティング(ボート)

ロッド:5ft5inc~7ft MH~H ベイトロッド
リール:200番~300番 ハイギア(7:1)ベイトリール
メインライン:PE4号
リーダー:ナイロン40LB~50LB

通常セッティングは最も使用する14g~28gまでのルアーを気持ちよく扱えることが重要となってくる。またボート上での取り回しを考えると7ft以下が好ましいただし歯によるラインブレイク対策としてリーダーは太いものを使う必要がある。

2.大型狙いセッティング(ボート・ショア)

ロッド:6ft6inc~7ft3inch XH~XXHベイトロッド
リール:300番 ハイギア(7:1)ベイトリール
メインライン:PE5~6号
リーダー:ナイロン60~80LB

 

大型のトーマン(6kg以上)はヒット直後の引きが強烈なためカバーに巻かれない様強引に引きはがす必要がある。

そのためキャスティングのし易さよりもパワーが求められる。リーダーもラインもワンランク上のものを使用する。ショアフィッシングの場合も手元にブッシュがあるシチュエーションが非常に多いため、同様に硬く強いロッドが必要になる。

3.スピニングタックル(ボート・ショア)

ロッド:6ft~7ft H~XHスピニングロッド
リール:3000番~4000番スピニング
メインライン:PE2~4号
リーダー:ナイロン40~60LB

5~7gの軽いトップウォーターを使用する際や、スプーンやソフトベイトが有効になる場面ではスピニングタックルがあれば釣果を大きく伸ばすことが出来る。


軽く小さいルアーを遠くに、かつ正確に飛ばすことが出来るのはスピニングタックルの特性である。


さらにブッシュの下をスキッピングで打ち抜くような釣りでも大活躍するため、スピニングタックルを1本は忍ばせておくことをお勧めする。

豆知識

トーマンは東南アジアに広く分布しているが、興味深いことに釣れる地域によって模様や体色が大きく異なる。極端に青い個体もいれば緑になる個体も存在する。釣れた魚の地域差を楽しむことができるのもこの魚の魅力だ。


また、稚魚は群れをなし稚魚ボールを形成する。レッドスネークヘッドという英名は稚魚が真っ赤な体色であることに由来しており、紅く染まる稚魚ボールは神秘的である。この深紅の稚魚たちを守る親魚も婚姻色が出るためため息がでる程の美しさだ。

ギャラリー

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