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Enhance 65B+

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​対ビックゲーム用ロッド

近年、東京湾を始めとしたコノシロパターンが全国各地で盛り上がりを見せています。エンハンス65B+はボートからのコノシロパターンから陸っぱりのビックベイトシーバスの両方を快適に使える2レングスを設定しました(2in1 system)。また、海外の主線力であったLatebloomings510+よりも更に3段階ほど強くなったエンハンス65B+はパプアンバスやピーコックバス、トーマンなどパワフルな魚たちとも真っ向勝負できるロッドとなりました。海外ではどんなターゲットがヒットしてくるかわからない魚を受け止められるポテンシャルをEnhance65B+は持ち合わせています。

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>  SPEC

Length : 6.5-7.5ft   Closed Length : 620mm   Piece : 4 + 1  CastWeight : 35 - 200g

PE : #3 - #8号   Rod Wt : 175g(6.5ft) 199g(7.5ft)

Remarks : TitaniumSiC-Sガイド

価格 : 66,000円(税込) JAN:4580688090860

​曲がることの重要性

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PEラインを使用するビックベイトシーバスや怪魚ゲーム。その際にバス用のロッドを使用すると基本的にモノフィラメントラインを使用することを前提に作られているロッドのため、非常にロッドが硬くPEラインには向きません。その理由は、ラインの伸縮率が違うからです。バス釣りでのビックベイトゲームではナイロンやフロロラインを使用するため、ライン自体がキャスト時にのびるためロッドも曲がってしまうとキャストの飛距離に影響が出てしまいます。

エンハンス65BはPEラインをメインラインとして開発したため、キャスト時にしっかりと曲がり、ロッド自体がしっかりと曲がるためだれでも投げやすいロッドに仕上げました。

このEnhanceのしなやかなベントカーブは怪魚などの魚とファイトに大きな恩恵をもたらします。海外遠征の際にロッドにもとめられるのはロッドのふところの深さです。単純に硬すぎてもロッドのパワーを活かせず、魚の引きをダイレクト受けてしまい思うようなファイトができないのを目の当たりにしてきました。しっかりと曲げ込めるロッドであれば魚の急なりアクションや反転をロッドでいなし、ラインを緩ませることなくファイトをすることができるのでトータルのキャッチ率は高めることができます。

ENHANCE 65 / 75|fishing style

口切れを防ぐためのティップセクション

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ビックベイトでによるバラシの原因の多くが口切れだと思います。今までのビックベイトロッドではティップの先まで非常に固く、エラ洗いやフッキングの際に過度な力がかかりフックアウトに繋がる場合が多々あります。 エンハンスは、200gのルアーを快適にキャストできるバットセクションを持ち合わせながらもルアーキャストやヒットの際にしっかりとその動きに追従するティップセクションを採用しています。そのため、貴重なビックベイトでのバイトをものにすることができるようになりました。

コスメ・ロッドパーツ|Cosmetics & Rod parts

ブランクスへのこだわり

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エンハンス65B+を作るにあたり、あらゆるカーボンシートの組合わせ、設計を繰り返しました。その中でビッグベイトのキャスト性能、ルアーアクションにしっかりと追従し、ブランクスのポテンシャルを引き出すことのできる設定を見つけ出すことが出来ました。トランスセンデンスの目指すフィールドは国内だけではなく、海外のあらゆるターゲットに最適なセッティングが必要です。求められるのはブランクスに秘められたポテンシャルです。世界をみてきたトランスセンデンスが求めた最高のブランクスセッティングを体感して下さい。

トランスシステムの改良

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従来のトランスシステムは一本継ぎ足して長さを変えるシステムでしたが、今回のEnhance65B+はより軽く、強度を出すために印籠棒を採用しませんでした。今回のトランスシステムは異なる長さのバットセクションがついており、そのピースを変えることによって1ft長さをかえることができます。印籠棒を使用しないことによって印籠棒の分の重量を減らすことができ、またロッド全体にテーパーをかけることに成功しました。それによってより強度がありしなやかなロッドとなりました。

ガイドセッティング|Guide  Setting

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エンハンス65B+は対怪魚も想定しているためPE8号100lbリーダーでの糸抜けの良さもしっかりと確保しています。また、今回のエンハンス65B+に採用しているガイドはすべてSiC-Sリングを採用しています。

あらゆる対象魚に対して快適なロッドバランス、リーダーのノット部分での摩擦などを考慮した最適なセッティングに仕上げました。もちろんガイドはダブルフット仕様を採用。移動中のあらゆる外的なダメージにも安心したガイド選定をすることで、海外への移動中などのガイド変形やリングへのダメージも考慮した設計にしました。

キャストで重要なグリップエンド|End Grip

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グリップエンドの長さはボートと陸っぱりから使えるギリギリの長さに設定しました。長さは370mmです。しっかりと挟みできる長さであり、細い水路や小場所のポイントを攻める際に邪魔にならない長さがこの370mmという長さでした。

世界に通用するロッド

これから始まる海外での釣り。その釣りにおいてトランスセンデンスで戦えるロッドがPulchra62B+とLatebloomings510+でした。そこにエンハンス65B+が加わることによってより幅広く、強気に攻めることができるようになります。特にパプアンバスやトーマンのように一回の突進が強い魚やアカメやナイルパーチ・バラマンディのようにヘッドシェイクが強くラインが緩みがちな魚にもしっかりと追従しつつ、バットパワーでしっかりと主導権を掴むことができるロッドです。

今までトランスセンデンスでなかったパワー帯のロッドです。リール選定、ラインの選定次第では可能性は無限大です。テスターのKIMIは北海道でオオカミウオ釣りで使用しその後イトウ釣りでも使用しています。テスターの登石はアカメ釣りで使用しています。Enhance65B+は大型魚との戦いも想定しているためぜひ夢の魚・サイズにこのロッドでチャレンジしてみてください。

動画 | Movie

記憶に残る魚を釣るために

Enhace65B+を作るきっかけを作ってくれた魚「パプアンバス」その暴力的なバイトから繰り出されるパワフルなファイト。

そのすべてをロッドで受け止めたい。

そして完全勝利をしたい。

そんなロッドをトランスセンデンスから出したい。

そんな強い思いから開発を始めたのがエンハンスです。

 

ただロッドを固くして強いロッドではなく、しっかりと曲がり相手の力を吸収する。キャストの際にしっかりと曲がることによって人間の体力消耗を助ける。 記録に残る魚を釣ることは簡単なことではない。簡単だと記録には残らない。日夜魚のことを考え、仕事をし、水辺に立ち、キャストをし続ける。

そんな辛いと思うことも楽しさに変わっていくのが釣りの不思議なところ。満足の行く魚や大きさの魚に出会えたときの感動は例えることのできない快感だと思う。

そんな魚と出会ったときに握っているロッドがエンハンス65B+だったら私はすごくうれしい。

 

そして、私自身2023年こそはエンハンス65B+を持ってパプアンバスに挑みたいと思っている。

2019年に感じたあの強さを全て受け止めて勝ちたい。

​山根正之

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ルアーロッドでありながら餌釣りも得意な竿

初めてのイッピキを求めて水辺を旅していると、ターゲットが餌を使うことで釣りやすくなる魚であることも少なくない。

流れの強い河川でのブッコミ釣り、大きな魚を餌にした泳がせ釣り、重たいオモリを使用するボトムフィッシング。

魚の釣り方とは、実に多種多様であり、時に大型魚の引きを受け止めるだけでなく、重たいオモリや餌をポイントへ的確に送り込むことも釣り竿の重要な役割となる。

 

単純に重たいルアーを遠くに飛ばすことだけを目的とした穂先まで硬い竿は、餌釣りに不向きであるがエンハンスは#1と#2に適度な柔軟性を持たすことで餌釣りにも適した曲がりを見せる。

このティップからベリーにかけての曲がりは、シーバスのバイトを吸い取るようにフッキングさせたり、エラ洗いを往なしながらバラシを低減させることを目的としたものだが、餌釣りで生じる繊細なアタリを食い込ませられる穂先とマッチするのだ。

 

エンハンスは曲がる竿だが強度は申し分ない。50号(約190g)のオモリを投げ込むブッコミ釣りや150号(約550g)のオモリを使ったボトムフィッシングにも対応できるだけのパワーを持ち、ボートで活躍する6.5ftと岸釣りで重宝する7.5ftに可変できるマルチピースロッドとして世界を釣り歩くアングラーを強さと汎用性の高さでサポートする。

 

棒のように曲がらず、バキバキにただ硬いだけの竿をお探しの方にはエンハンスは期待外れかもしれない。

エンハンスは単純に重たいルアーを遠くへアプローチするだけの竿ではなく、ルアーや餌に食らいついた魚とアングラーが繋がった瞬間から魚を逃さずに釣る竿として本領を発揮してくれる頼もしい継竿に仕上がっている。

 

店頭でエンハンスを見かけたら、是非とも竿を可変する楽しさや竿の強さと穂先の柔軟性を体感しながら自分が目標とする魚と繋がった瞬間から魚を抱くまでをイメージしてみて欲しい。

きっと、安心感に包まれたワクワクが混み上げることだろう。

山根央之

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